戦う社長

まるで劇場のようなホームセンター、ハンズマン大薗誠司社長

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 ◆「兵は詭道なり」(孫子)     ハンズマン 大薗誠司社長
     劇場の舞台から客席を見るように店内を一望
 ━━━━━━━━━━ 2008年2月20日付日経MJ(5面)より ━━━━
 
 業績好調が続く、九州地盤のホームセンター(HC)ハンズマンに関す
 る記事です。
 
 ■‥‥昨年11月に開業した菊陽店(熊本県菊陽町)が好調だ。
 
 ■本館中央部の吹き抜けは、客が一目で売り場全体を把握できるための
  工夫だ。
 
 ■吹き抜けの周囲を囲む売り場は2階が3階より内側にせり出しており、
  劇場の舞台から客席を見るように、入り口から店舗全体を見渡せる。
 
 ■特徴的な店舗構造は来店客の買い回りを促す役目も果たす。‥‥同社
  の来店者に対する調査では、各売り場に偏りなく立ち寄っている、と
  の結果が出たという。
 
 ■店内に吹き抜けを設ければ、売り場面積当たりの売上高が低下するの
  は避けられない。だが大薗社長は「来店してもらわなければそもそも
  売り上げが立たない」と意に介さない。
 
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 【戦いのポイント】
 
 「兵は軌道なり」
 
 ●小売店を見る1つの指標に「売場効率」があり、年間売上高を売場面
  積で割った数値で表します。
 
  当然ながら、単位面積あたりの売上高が大きい方が、効率よく稼いで
  いるということになります。
 

 ●店ではなるべく商品をぎっしりと並べ、無駄なスペースを作らない方
  がよい、というのが原則。しかし、ハンズマンはこの原則を守ってい
  ません。教科書通りにやっていないのです。
 

 ●この点について、同社の大薗誠司社長は、
 
  「効率だけを追求し、売れ筋商品だけを並べて接客販売員を減らせば、
   売り場のおもしろみがなくなる。コストをかけても、消費者にいい
   店という印象を持ってもらうことが10年後も生き残る条件」
 
  だと明言しています。
 
 
 ※ここに注目!→「売り場のおもしろみがなくなる」
 

 ●孫子は、「兵は詭道なり」と言いました。
 
  意味 … 戦争では敵にどのようにして隙を生じさせるかが一番大切
       で根本的なことなのだ。
 
  敵に隙を生じさせるための策をどう打つか? マーケティングでいえ
  ば、顧客の心を一瞬、空白にし、その空白に自社の商品やサービスを
  どう飛び込ませるか、ということです。
 

 ●「おもしろい!」「楽しい!」
 
  と思った瞬間、人は、分析や批判をやめます。孫子流にいえば、この
  瞬間が隙なのです。
 
  マーケティングでは、顧客にこのような心の隙が生じるよう、意図的
  に働きかける必要があります。
 

 ●小売業はお客に来店してもらわなければ話になりません。大薗社長は
  効率よりも、
 
  「おもしろい!」
 
  と感じてもらえる売り場作りを優先しています。
 

 ●同社の菊陽店では、下から3階まで見渡せる構造にすることで、
 
  「来店目的の商品以外を目にする機会」
 
  を演出し、お客をワクワクさせているのです。客単価がアップするの
  は当たり前ですね。
 
  ハンズマン⇒ http://www.handsman.co.jp/
    ※「ハンズマンSONG」が聴けます。
   3曲ありますが、私は「ハンズマンSONG3」が好きです。
 

 ●「マーケティングは詭道なり」
 
  と、心に刻みましょう。
 
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 「孫子の兵法」を学習してマーケティングや企業経営全般に生かしませ
 んか。MSC正会員は、常に学習を重ねています。
 ご入会はこちら⇒ http://www.bushidoman.com/club1.htm
 
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